はじめに:手に取りやすい「防災」の第一歩はここから
「防災グッズって色々あるけど、何からそろえたらいいのかわからない」「全部そろえると高くつきそうで不安…」
東日本大震災を経験した語り部防災士の観点から、防災初心者が揃えておくべき最初の防災グッズはこちらです!
- 非常食&保存水(1週間以上がベスト)
- 簡易トイレ(自宅避難用と避難所生活用)
- カセットコンロ&ガスボンベ
- ラジオ
- モバイルバッテリー
そんな中で今日皆さんに紹介したい防災グッズは「ラジオ」です!
ラジオも種類が多いし、今の時代はあまり使用する人がいないため「どのラジオがいいか分からない」という方にオススメの防災ラジオがあります!
それが3COINSの【防災マルチラジオ】です。

薄めのグレー色でデザインも3COINSらしくオシャレで、お部屋に置いてもインテリアとして馴染むラジオです。
さらに税込2,750円という手に取りやすい価格ながら、これ1台で「情報収集」「灯り」「充電」「SOS発信」までカバーしてくれます。防災士の私から見ても、“最初の一歩”にぴったりな1台です。
この記事では、実際のスペックや使い方、メリット・注意点、そしてどんな人におすすめかまで、徹底的にご紹介します!
商品概要:スリーコインズの防災ラジオってどんなもの?
まずは、商品の基本スペックを見ていきましょう。
商品名:防災マルチラジオ
製品仕様
品名:手回し式スマホ充電ラジオライト
品番:2513/HC101
サイズ(約):高さ(H)66×幅(W)131×奥行き(D)53mm
質量(約):228g
主な材質:ABS, PC, PVC
ラジオ周波数帯:FM76–108MHz/AM522–1620kHz
LEDライト
- 電力:1W
- 光束:110lm(満充電時)
- 色温度:6500K
充電時間(約)
- USB充電:4時間
- ソーラー充電:100〜130時間(晴天の太陽光の環境[約86000lx]において)
- ダイナモ充電:130min=1分間に130回回した場合
(手回し充電)→ ライト30分、ラジオ4分(音量中)使用可能


連続使用時間(約)
- ラジオ:7時間(音量:最大)/20時間(音量:中)
- LEDライト:10時間
- SOSサイレン:2.5時間
電池容量 リチウムイオン電池 2000mAh(3.7V 7.4Wh)
入力電圧/電流 【充電ポート】DC5V 1A(USB Type-C)
出力電圧/電流 【給電ポート】DC5V 0.85A(USB)

防水 IPX3(いかなる角度からの水の飛沫にも影響を受けない)
SOSサイレン音量 (約)90dB
使用温度範囲 0℃〜45℃(充電時:10℃〜40℃)
付属品
- ストラップ
- 充電ケーブル(USB Type-C)
- 蓄光シール×1枚
- 取扱説明書
※ACアダプターは付属していません。市販のものをご用意ください。
価格 ¥2,750円(税込)
🔧 主な機能
- FM/AMラジオ
- LEDライト(懐中電灯代わりに)
- 手回し充電・USB充電対応
- モバイルバッテリー機能(スマホ充電OK)
- サイレン(緊急用)
- USBケーブル付き(Type-C)
このサイズ感と機能、そして価格帯を見て「えっ、これで2,750円!?」と驚く方も多いのではないでしょうか。
実際に使ってみた!スリコ防災ラジオの実力は?
防災グッズは、“見た目”以上に“使えるかどうか”が大事です。実際に操作してみた感想を以下にまとめてみます。
ラジオ性能は?
FM/AMの両方が使えます。FM76–108MHz/AM522–1620kHzとなります。
音量も避難所などの室内で使用する分には小~中の間でも充分に聞こえる大きさなので充電も長持ちさせることが出来ると思います。
私の推したいポイントはFMラジオの周波数を合わせる際に、ピッタリ合った時にTUNのランプが緑色光ることです!(青色ランプはバッテリー残量です)
周波数が合ったと小さい子供でも分かる仕組みなので素晴らしいポイントだと思いますし、普段使い慣れていない人にも優しいです!

ちなみに私は災害時にFMラジオを聞くことをオススメします!
理由はFMラジオは「地元密着の放送局」だからです!
AMは全国的に広い範囲で拾うことが出来ますが雑音が入りやすいが、FMは近くの範囲でしか拾うことが出来ませんが雑音が入りにくいです。
ただ、注目するポイントは音もですが周波数を拾いやすい範囲です!
皆さんがよく見るテレビで例えます。
AMは「NHKなどの全国放送で全国的な情報が多い 」のに対してFMは「地元のローカル番組を放送して都道府県内の情報を発信している」というイメージです。
だからFMの方が以下のような情報を発信していることが多いです。
種類 | 内容 |
---|
🧭 避難情報 | 避難指示・避難所の開設情報・避難経路の案内など |
🌊 災害状況 | 浸水、土砂崩れ、道路寸断、火災など地域ごとの被害状況 |
🚰 ライフライン | 停電・断水・ガス供給停止、復旧見込みなど |
🏥 医療・支援情報 | 救護所の開設、医療機関の対応状況、支援物資の配布状況など |
🚧 交通情報 | 通行止め、渋滞情報、公共交通の運行状況 |
📞 安否・問い合わせ | 行政・支援団体の連絡先、安否確認の方法など |
🧠 メンタルケア | 被災者への励まし・心のケア・ラジオを通じた地域の声の共有 |
LEDライトの明るさ
暗闇で足元や手元を照らすには問題ないレベル。コンパクトながらしっかり明るく、停電時の“安心の灯り”になります。 手回し&USB充電
充電方法は2種類。「ふだんはUSBで充電しておいて、いざという時は手回しで発電」という使い方ができます。手回しは軽くて、1分間に130回回した場合はライト30分、ラジオ4分(音量中)の使用が可能です。
こちらが我が家の暗い廊下です。

そしてライトを付けるとこれだけ明るくなります。

モバイルバッテリー機能
スマホの充電も可能。ただし大容量バッテリーではないので「フル充電」というより「通話やメールができる最低限の電力を確保する」という感覚です。
なのでモバイルバッテリーは別で用意した方がいいと思います。
電池容量が2000mAhはどのくらいかというと以下の表を参考にして下さい。
バッテリー容量(mAh) | フル充電できる回数(目安) | 備考 |
---|---|---|
2,000mAh | 約0.5回(50%程度) | 緊急時の通話・LINE送信に使える最低限の容量 |
5,000mAh | 約1〜1.2回 | 1回分は安心。軽量・コンパクトで持ち歩きやすい |
7,500mAh | 約1.5回 | 充電残量の不安を減らしたい人におすすめ |
10,000mAh | 約2回 | 通勤・旅行・避難時にも安心の標準クラス |
15,000mAh | 約3回 | 家族と共有する・複数台持ちの人にも◎ |
20,000mAh | 約4回 | 長時間の停電・避難生活にも対応できる大容量タイプ |
サイレンはどんな時に使う?
大音量のサイレンを鳴らせます。災害時に閉じ込められたり、声が届かない場面で自分の居場所を知らせる手段として有効です。音量に関してはかなりうるさいと感じました。近所迷惑だなと思うほどの大きさなので災害時には充分聞こえると思います。
フル充電でSOSブザーは2.5時間の使用が可能です。
どんな人におすすめ?「初めての防災」にちょうどいい
スリーコインズの防災ラジオは、特にこんな人におすすめです。
防災初心者
「何から始めていいかわからない」という方には、機能がシンプルで必要最低限のこのラジオが◎。
子どもや高齢の家族にも
軽くて操作が簡単なので、子どもやお年寄りの避難バッグにも1台ずつ入れておけます。
一人暮らし世帯・学生にも
コンパクトなので場所も取らず、防災対策に慣れていない人でも手軽に取り入れられます。
注意点や気になる点について
防災士の視点から見ても優秀な商品ですが、もちろん「過信は禁物」です。いくつか注意点をお伝えしておきます。
防水ではない
水に濡れると故障の可能性あり。屋外での使用や雨天時は特に注意しましょう。
バッテリー容量はあくまで“非常用”
スマホフル充電は難しいため、あくまで「命を守る最低限の電源確保」と捉えるのが正解です。
定期的なチェックが必要
長期間放置すると、いざという時に使えない場合も。月に一度の点検と充電・手回し確認・ライト点灯チェックをおすすめします。
家のどこに置く?防災ラジオの活用アイデア
枕元に常備
地震は夜間に発生することも。真っ暗な部屋でまず頼れるのが、このライト付きラジオです。
避難用リュックに入れる
非常用持ち出し袋の中に1台入れておけば、どこに避難しても“情報源”と“灯り”を確保できます。
旅行やキャンプにも
実はアウトドアにも向いています。ラジオを聞いたり、ライト代わりに使ったり、スマホの予備電源として使ったり。普段使いできる防災グッズは「防災が生活に溶け込む第一歩」です。
まとめ:3COINSの2,750円防災ラジオは「安心を備える第一歩」
スリーコインズの【防災マルチラジオ】は、
✅ 必要最低限の機能が揃っていて
✅ 誰にでも使いやすくて
✅ 見た目もおしゃれで
✅ それでいて価格は税込2,750円
このバランス感覚、かなり優秀です。
もちろん本格的な多機能ラジオやプロ仕様の防災グッズに比べればスペックは限られます。でも、防災は「いきなり完璧を目指す」より「まず一歩、備えること」が大切。
東日本大震災を経験した防災士としても悩んだ時のまず一歩目としてかなりオススメな3COINSの防災ラジオです!
東日本大震災経験者がラジオを進める理由
私がなぜスマホやネットがこれだけ普及した時代にラジオを勧めているのか?
それは東日本大震災の時にラジオで「家族と再会」できたからです。
当時は中学一年生でした。3月11日は町が津波に飲み込まれたので隣町の体育館に避難しました。次の日の12日にそこからさらに離れた場所の体育館に避難。その体育館から少し歩いた親戚の家に私の判断で向かいました。
その2日間は本気で両親は死んだと思っていました。覚悟を決めていた3月13日に両親が内陸側に遠回りして親戚の家まで迎えに来てくれました。
なぜ私の居場所が分かったかというとラジオを聞いていたからです。
ラジオで私が通っていた釜石東中学校の生徒は「〇〇体育館に避難しました」「12日お昼から釜石東中学校の生徒は△△体育館に移動しました」という情報をラジオで取得して、体育館に行き「息子さんは親戚の家に向かいました」と言われて迎えに来てくれました。
この時、死んだと覚悟していた両親と出会えた奇跡を生んでくれたのがラジオでした。
その後も町のインフラ復旧情報や避難所や仮設住宅の情報、支援物資が届く場所などもラジオで情報を取得していました。
だからこそ皆さんには防災の備えとしてラジオを持っていて欲しいです。
そんな災害時の情報収集として最強ツールのラジオで悩んだ方にはまず3COINSのラジオをオススメします。